JAZOUL Journalジャソール ジャーナル
【これを読めば丸分かり】テーラージャソールのオーダースーツスタイルとは。
INDEX
愛知県豊橋市水上ビルのオーダースーツ店の店主加藤でございます。洋服業界歴15年以上、海外へビンテージバイヤーとしての経験がある店主が男性の洋服の事についてお伝えしております。
日本で2社だけのオーダースーツに選ばれました!
今年とっても嬉しかったことが、当店のオーダースーツが「日本で2社だけ」の型紙が取り扱いが出来るお店に選ばれました!こんな片田舎のお店が。。。感激です。。。これを説明するにには、スーツの基本知識のお話をしなければなりません。まず、オーダースーツの種類は大まかに分けて、3つあり、
・フルオーダー
・イージーオーダー
・パターンオーダー
と3分類されます。このうち一番高級なものが「フルオーダー」で、一般的に注文からの仕上がりまで約半年、費用が50万円から。お客様を採寸してオリジナルの型紙を作成し、いちから作っていきます。
一番安価なものが「パターンオーダー」で、基本的に「パターン=型紙、デザイン、形」が決まっており、調整できるのは袖丈や、ウェストなどのサイズくらい、といったものでしょう。仕上がり期間は1.5カ月~2カ月ほどで、費用は数万円から15万円くらいでしょうか。
最後に「イージーオーダー」これはパターンが決まっていますが、そこからかなり調整出来るので、フルオーダーと、パターンオーダーの間に位置し、仕上がり期間は1.5~2カ月、費用は10数万円以上。とされており、当店もこのイージーオーダーに位置しています。フルオーダーの作成も可能ですが、高価なので、ほとんど依頼はありません、、、
良いオーダースーツは「パターン=型紙」が超重要
オーダースーツの本場、英国や、イタリアなどのフルオーダーの店舗は王室の方や、著名人など、世界のトップクラスのエグゼクティブたちが利用しており、このフルオーダー店舗でもっとも重要視されるのが「型紙=パターン」なのです。型紙がスーツの基本、土台となるもので超重要な要素です。良いオーダースーツのイメージとしては
「良い型紙×良い生地×良い採寸」とすべて揃ってなくてはいけません。
が、
実は日本はこの型紙が「20,30年前に作成された古くて時代遅れなもの」がほとんどです。私も修業し初めのころはかなり驚いた覚えがあります。元々、洋服が好きで最新のものから、ビンテージまで幅広くスーツや、紳士服を経験していたので、「あれ?なんか日本のオーダースーツってダサくない?」と疑問を感じたことは少し勉強するとここに理由があることが分かりました。
フルオーダーの店舗以外は、基本的にこの日本のスーツ縫製工場が持っているパターンを使用しており、つまり、極端に言えば、「良い生地を使って、サイズがピッタリ合ったオーダースーツでも、なんかダサい。」となってしまうことが多々あります。
当店は大阪修業時代から、この古いパターンを使用せず、オリジナルのパターンを使用していました、そのため、「他のオーダースーツ店となぜか出来が違う。」と、お客様からお褒めの言葉を頂くことは多かったのはこのためです。ただ、もっとブラッシュアップしたい、お客様にもっと着心地の良く、さらに良い物をご提案したいと常々思っていたところに、東京のオーダースーツ業界で革新的な活動をしている友人から「加藤さんなら、この良さを分かってくれると思う。」と現在、日本で2社しか使用されていない型紙を使わせて貰えるようになったのです。
この型紙を作成した方は、英国の「ハンツマン」(1849年創業で映画キングスマンの舞台となり、実際に映画の衣装も製作しております。顧客にハンフリー・ボガート、グレゴリー・ペックなどのスター俳優も)や、「ギーヴス&ホークス」などで修業し、国外の有名メゾンブランドのオーダーシステムを依頼された凄腕の方です。私もお会いして、お話させて頂いたところ、英国的なクラシックなスーツと、現代的なモダンな要素をどちらにも偏らずにバランス良く持っていらっしゃり、世界トップクラスの技術とセンスを持ったこんな方がいるのか、、、と驚いたと同時に非常に心強く嬉しかったものです。世界の一流クラスを目の前にして、私も奮い立たされました。
型紙の良さは、着心地の良さ、スーツとしてデザインの良さ、そして何より立ち姿を美しく見せます。着るととにかくカッコ良い。洋服屋として本物を目指して20年近く精進してきましたが、やっと近づけたような気がしています。
テーラージャソールのスーツスタイル
私、加藤は過去に百貨店の紳士服販売員として、全国の百貨店で販売員を経験し、洋服が小さいころから好きだったためさらに紳士服の追求のため転職し、ビンテージショップスタッフの経験があります。過去に、バイヤーとしてもアメリカ、ロンドン、パリなどでビンテージ品の買い付けの経験もあり、スーツ以外のスタイリングも経験をしております。色々な洋服を知ることで、スーツや、ジャケットスタイルのご提案の幅も広がりました。
また元々、音楽や人と話すことが好きだったため、一時期アパレルを離れ、バーテンダーをしておりました。この時に先輩バーテンダーから「良いバーテンダーは野球で例えるならば、良いピッチャーではなく良いキャッチャーだ。自分が言いたいことを言って満足感を得るのではなくて、お客様が喜ぶ姿を見て喜べる良いサービスマンになりなさい。」という言葉が、オーダースーツ業をしている今でも強く胸に刻まれています。自分の信じるデザインや、スタイルを押し売りするのではなく、お客様と寄り添って良い服をご提供出来ることが、本当のオーダースーツだと考えています。
経営者の方はもちろん、お若い方であれば、成人式や、結婚式などの一生に一度の大きなタイミングに洋服でお手伝い出来ることは本当に、洋服屋冥利に尽きることです。。。スーツご納品時に「洋服好きで良かったーー!!」と震えていたり、実際にお伝えしちゃったりもします笑
洋服バカがやっとたどり着いた、素晴らしい洋服文化についてこれからインスタグラムなどでも発信していく予定です。↓からフォローいただけますと幸いです◎
ビジネススーツ、成人式、結婚式のオーダーはジャソールまで
現在、納期は1.5ヶ月~2ヵ月となります。まずはご来店予約をお待ちしております。
オーダースーツ 料金
3ピース(ジャケット / パンツ / ベスト) 18万円(税別)〜
2ピース(ジャケット / パンツ) 15万円(税別)〜