JAZOUL Journal

男性をもっとも魅力的に見せる服とは。男性をもっとも魅力的に見せる服とは。

男性をもっとも魅力的に見せる服とは。

愛知県豊橋市水上ビルのオーダースーツ店の店主加藤でございます。洋服業界歴15年以上、海外へビンテージバイヤーとしての経験がある店主が男性の洋服の事についてお伝えしております。

大人は何を着るべきなのか。

元々和服を着ていた日本人が、洋服を着だして100年弱と言われています。日常的に洋服が着られるようになりましたが、実は洋服を正しく着られていることはほとんどありません。

現代の洋服は、「流行=トレンド」から作成されているものが多く、その流行の波が年々激しいスピードになっています。そのため、去年買った服がすぐに時代遅れになり、カッコ悪くなってしまうことが多いです。ファッションビジネス業界は現在、非常に複雑化、不安定化しており、どの企業やブランドも存続のために、安価でその場しのぎのデザインや、低品質なものを大量生産し続けてしまっていると言っても過言ではないでしょう。そのため、良質で長く着続けられる服が世の中からとても少なくなってしまっています。

では、これから時代に流されずにカッコいい大人の服を着るには何が必要でしょうか。それは「正しい洋服の知識と、コーディネートのルール」です。

おしゃれにセンスはいらない、「ルールと知識」を知ること。

おしゃれになるには、センスが必要とよく言われますが、実はセンスよりも必要なものは「知識」です。

実は現代の男性服のルーツは、制服、軍服、作業着などが発祥になっていることがほとんどで、その多くは着こなしにルールや、オケージョンという着用の場面が基本的に設定されています。例えば、結婚式、お葬式、デートに全身作業着で向かう人はいません。おしゃれ以前にマナーの無い人となってしまいます。そのため、男性服のコーディネートは知識やルールが非常に重要な要素となっています。

例えばジーパンはアメリカの炭鉱夫の作業着、トレンチコートは陸軍の軍服である、など、現代でも着用されるスタンダードなデザインのアイテムは、数十年も前から存在しており、その時代や、生まれた国などを知っておくと、コーディネートが非常に簡単になります。

「○○には○○を合わせると相性が良い」など、ある程度方程式のようなものがあり、これを知った上で、「あれ?○○と○○は普段合わせないコーディネートだけれど、意外と相性良いかも??」など自分だけのコーディネートを作ることを「センス」と言います。

例えば、軍服であるカーゴパンツに、スーツに履く革靴を合わせることは通常ルールとしてはありませんが、ジャケットが綺麗な紺ブレザーであったら、これは大人のカジュアルとして、肩の力が抜けたリラックスしたコーディネートでおしゃれです。これを雑誌などで呼ばれる「ハズし」というテクニックと言います。これもルールを知っていなければなんだかチグハグなコーディネートとなってしまい、あまりおしゃれとは言えません。

紺ブレ×カーゴパンツにシンプルな大人コーディネート

つまり男性服は「知識とルール」を知ると、一生おしゃれにカッコ良く着ることができます。

余談ですが、対して女性服は、1910年代にシャネルのデザイナーである「ガブリエル・ココ・シャネル」がそれまで、コルセットなどの身体を締め付ける服から、伸縮性のある素材や、デザインを大流行させたことで、女性の社会進出に大いに貢献しました。そのため、現代でも女性服はルールや、知識よりも「自由」をテーマとした洋服を楽しむ文化があります。対して男性は「知識や、コーディネートの楽しみ」が強いと言えます。

エレガント=優雅、上品が弱い時代だからこそ。

近年の洋服史と、時代背景を照らし合わせてみると、「エレガント=優雅さ、上品さ」が弱い時代です。音楽でもヒップホップなどのストリートから生まれたカルチャーがチャートを席巻しており市民権を得ています。これらの文化が決して悪いわけではありませんが、それまで時代を牽引してきたエレガントな文化や、洋服の事を少し勉強することで、「あれ、あの人なんだか大人っぽくてカッコいいな」と簡単に思ってもらえます。スーツの着こなしを覚えると、どこに行っても恥ずかしい思いをしない、という事が良い例でしょう。

洋服では近年では「ワンマイルウェア」として、家から1.6km圏内を出かけるのにピッタリな洋服が人気が出ました。ジャージの上下や、スウェットなどちょっとしたお買い物などに着る服ですね。もちろんこちらも悪いわけではないのですが、これらを着ていて「この人、大人っぽくてカッコ良いなぁ、、、」とはなりません。冒頭に戻りますが、日本は洋服を着始めてまだ100年ほど、洋服の持つ力や、服飾教育がされていないと言われます。そこで、少し大人の着こなしの勉強をしてみると、それだけで洋服の世界がより面白く、買い物も楽しくなるものです。

便利、安いから、などの理由だけではせっかくの洋服を着る楽しみや、ロマンがありません。誰しも毎日服を着るのですから、せっかくならばそれが気に入った服で、仕事や、デートに向かう楽しみを持ってもらいたいと、一人の大洋服ファンとして切に思います。

これからどんどん良い洋服情報をお届けしていきます。お付き合いくださいませ。

ビジネススーツ、成人式のオーダーはジャソールまで

現在、納期は1.5ヶ月~2ヵ月となります。まずはご来店予約をお待ちしております。

オーダースーツ 料金
3ピース(ジャケット / パンツ / ベスト) 18万円(税別)〜
2ピース(ジャケット / パンツ) 15万円(税別)〜

入門モデル「ジャソールONE」
3ピース(ジャケット / パンツ / ベスト) 15万円(税別)〜
2ピース(ジャケット / パンツ) 12万円(税別)〜

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